SAKURASAKU Second Test Rider Mr.Takahiro Hanzawa

2021 11/10

2021.11.10

A wonderful cherry tree.

We lived with this tree.

Cherry blossoms are beautiful

Origin regression、、、

When cherry blossoms bloom, I want to recall.

原点回帰

自分の原点、
学生時代の剣道武道の精神修得
武道は武士道の伝統に由来する心技一体の文化
心と技術と体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重することを養うことを目的とした日本独自の文化この考え方こそが今の自分の原点となり現在に至っています。

スポーツは勝つことが目的とされがち、しかし武道は人間形成を目指しており、
決して勝つことが目的にはなっていません。

武道の心構えとして「礼に始まり礼に終わる」
最近はたまに海でも入水する前に礼をし上がってきた時に礼をする人も見かけるように
なりました。
昨年 JPSAの試合を見ていても数名いました。

JPSAやNSAの選手がどのような気持ちで礼をしているかはわかりませんが世界ではこのような作法はなく、
日本人独自の考えかたです。

海に対して感謝の気持ち、敬意をあらわしている、、、すなわち、礼なのかもしれません。

剣道では「残心」という言葉があります。
これは勝敗がついてからの心のあり方で、
勝者がガッツポーズやVサインをした瞬間に一本が取り消されることがあります。
勝敗の喜びや悔しさといった感情を出すことは残心がなく、
武道精神に反するからです。
勝っておごらず負けて腐らずという言葉は残心を表しているといってもよいでしょう。

私は最近になって剣道の、武道の考え方を思い起こすことがあり、
サーフィンにおいて勝つためのサーフィンにこだわっていた自分がいたことに気づくと同時に、
何が目的、目標でサーフィンを始めたのか、
自分自身を掘り下げて自分と見つめ合う日々を過ごしました。

それは剣道から学んだ
勝つことが全てではなく、勝つことを目指す中での自身の成長だと改めて認識しました。
2000年 29歳の時にサーフィンに出会いあと3ヵ月で30歳という年齢だったので、
若い頃からサーフィンしている人より上手くなるためには、と自分自身考えて、
その時に行動したのがテイクオフして横に滑るくらいのレベルでしたが、コンテスト参戦でした。

最初は場違いと思われていたと思いますが、

どんなコンディションでも匠に波を刻む選手達を見て刺激を受けて自分自身を奮い立たせ、
日々努力しましたここに自分が体得した武道の精神があったから今があるのだと思います。

2020年東京オリンピックがありますがオリンピックで重要なことは、
勝つことではなく、参加することであるという言葉も耳にします。
人生において重要なことは、そこを目指して努力したことであり、
勝利者になったということだけではないはずです。

己を知る、自己に勝つ、自己を律する、
これこそがアスリートの最も大切なことではないでしょうか、

しかし、近年は結果至上主義になり、メダルの数ばかり気にしてドーピングや、
妨害工作などして勝とうとする人間の愚かな部分も見えてきています。

剣道は世界的にも多くの国で愛されていますが、
オリンピックに参戦しないのは上記のような理由から参戦しないそうです。

選ばれないからだけが理由の一つではありません。
誤解の無いように言いますが、勝ちを目指してはいけないということではありません。

勝敗の向こう側にある人間形成を目指していく武道の考え方によって、
日本独自のこの考え方と他の競技との共通性に目を向けて、
2020年東京オリンピックは、
武道の考え方を通じてスポーツの文化的価値観を世界に向けて発信していくことが必要ではないでしょうか、
世間が求める結果だったとしても、そうでなかったとしても、
それまでの経験や振る舞い、立場で自身の未来が確立されていくでしょう。

そこには常に満足することなく改善していく姿、進化していく姿、変わる必要がある反面、ゆずれない部分があることも大事であります。

こだわりを持ち流されないスタイルを持つ人はとても魅力的であります。

そして今そこに、また新しい自分の姿が見えてきた2019年です。

3Mar2019
Takahiro Hanzawa